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お知らせ
狼煙について講演しました
加藤 進 社会連携特任教授
9月12日(土)はハイトピアで"狼煙あるいは烽火考"と題して狼煙をサイエンスの切り口で切った研究成果を発表しま した。大盛況で遠く東京から来た方もみえたというお話です。自然科学的に攻めるということで |
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のような狼煙に疑問設定を行いました。ここでは紙面の都合で2)、3)と4)について触れてみましょう。マイクロスケール ①濃度が濃い ③長時間持続する です。②と③はなかなか実験ができないので①について材料から考えてみました。 |
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すなわち、閉鎖系で、光源に赤外LEDを用い、受光素子に太陽電池を使います。LEDと太陽電池の間に煙を立て、濃度が濃 ければ光強度(I)が減ることを利用しました(これは半定量モデルです、I=I0exp ( -長さ×濃度 ))。ここでLED と太陽電池の間隔を一定とすれば、近似的にIは濃度にたいして減少するはずです。そこで、艾(あるいは蓬)を対照にし て、杉、ヒノキ、松等を燃やして煙を太陽電池の起電力(EMF)減衰でみました。その結果、広葉樹や草本に比べて杉、ヒ ノキと松は煙の濃度が高いことがわかりました(図1)。 |
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